人間の脳の成長は、3歳で約80%が完成するという研究結果があります。
小さいうちに、脳の中の神経回路がたくさんつながると、頭がよい子に育ちます。
では、どうすればよいかというと、その神経回路は、いっぱい新しいことを実体験したり、学んだりすることによってつながる仕組みになっています。
それに役立つのが、知育リトミックです。
日本知育音楽芸術協会の知育リトミックは、このような脳科学に基づき、基礎音楽力やソルフェージュ能力に加えて、感情のコントロール、コミュニケーション能力、自己肯定感、表現力、国語力や聴く(聞く)力などをバランスよく養う、総合的な内容です。
具体的には、音楽の他に、指先を使う季節の工作や知育遊び、絵本の読み聞かせ、絵本に関連した活動なども知育リトミックに含まれます。
私の教室では、さらに、音符カードを使って音符を並べたり、トランプ遊びのようにして音符を覚えたりしています。
また、音符の長さの概念を知るために、丸い折り紙を折ったり切ったりして、16分音符や32分音符等の長さを体感してもらったりしています。
レッスンの間に、協会から配信される教材を使って、リズム遊びや音源を聴く遊びを入れると、生徒たちがとても楽しい様子です。
レッスンでは、ピアノ演奏のテクニックだけにとどまらず、曲のイメージや場所、時代など、多方面からアプローチして、幅広く右脳と左脳を刺激して、心も豊かにする時間にしたいと思っています。
即、暗記するよりも、実体験を通して、子どもの脳は深く記憶していきます。